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更新日:2013年4月12日

尾母方言~セ行~

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徳之島尾母方言集

島口 標準語 用例・意味等
セー   竹製の篭。アセラ、アラデ=荒篭。竹を荒削りして造る。古く甘藷を洗う器具として農家の必需品であった。家族の多い家ではアラゼに煮芋を入れて食事をした。
クマデ=細い篭。細い竹ヒゴで編んだもので米、糠などの容器として使用される。
セーク 大工 セークニン=大工人
セークユェ=大工祝い。1月2日の午前中床前に大工道具を並べて祝う。大工神による作業安全を祈願する。
セークハジメ=大工始め。墨指し(シジブ)を一本造るか、柱を木馬に乗せて削る作業をする。その後大工祝いにうつる。シシブは墨壺か。シブの項参照。
セーバチ   征伐の義か。面倒をみる。
セーバチベン=面倒役。ベンは部で雑色部と同義。
セーブネ 背骨 七草雑炊飯に豚のセーブネを入れて炊く。
マイブネ=臀骨。
シネブネ=足骨。
ウッカンブネ=頭骨。
セーチン 雪隠
大便所
セッチンとも言う。古くは屋敷の北側の隅に家屋とは別棟として建てた。船材や流れ木をセーチンに使うと縁起が悪く、便所神の祟りは恐れられていた。
セッカン 石棺 立棺、座棺、寝棺(長棺)はどれも板棺だが石棺は石板を四面にたてて、板棺を中に入れ石蓋をかぶせる葬法である。死体には土がつかず埋葬される。主加那支階級の葬法で亀津には数基の石棺があると聞く。

「大后比婆須比賣命の時、石祝(イシキ)作りを定め」-石祝は石棺の事。

ゼンカネ 銭金 ゼニカネの訛り。
民謡

ゼンカネ儲けて ゼンカネぬあればど
何事も思てうる如く なていきゅり。

センムト 千本
分葱
本数が多くなることからこの称があるのか。秋に球根を植えて春まで食卓に供される。

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お問い合わせ

所属課室:社会教育課郷土資料館

鹿児島県大島郡徳之島町亀津2918番地

電話番号:0997-82-2908

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