更新日：2014年2月21日

住民の力を集め地域興しを～復帰60周年記念シンポジウム～

地域づくりへの提言を熱心に聞く参加者

奄美群島復帰60周年記念事業の一環であるシンポジウム「地域づくりに求められる力」（同記念事業実行委員会主催）が2月20日、町生涯学習センター2階ホールで開催されました。町内外から100名を上回る住民が参加。講演で、地域資源を生かした情報発信やマーケティングについて学び、パネルディスカッションで、世代や組織を越えた連携の重要性を再認識しました。
記念講演として、テレビ朝日などでコメンテーターを務めている川村晃司さんが登壇。母親が奄美出身であることから、食文化の違いを感じたエピソードを紹介。「健康」「環境」「観光」など“5K”をキーワードに、「それぞれの地域が持つ豊かさを発信し、地域再興を目指してほしい」と呼びかけました。
引き続き、奄美市出身の惠原義之さんが「地域資源を生かすマーケティング的アプローチ」と題して、メディア活用した情報発信の変遷と手法を解説しました。
パネルディスカッションは、元奄美群島広域事務組合事務局長の花井恒三さんをコーディネータに、島内3町の住民を代表して4人がパネリストを務めました。徳之島町地域女性連絡協議会の成岡ひとみ副会長は、組織を上げた見守り活動などの強化で「元気な高齢者が一杯の町にしたい」、町青年団連絡協議会の名城慎吾会長は「世のため、人のため、集落のために尽くす青年団活動を実践したい」と発表。それぞれの団体が連携して地域づくりを進めて行く事などを確認しました。