更新日：2013年12月9日

救命率の向上を＝町救急用ヘリコプター場外離着陸場竣工式＝

テープカットで竣工を祝う関係者代表

「徳之島町救急用ヘリコプター場外離着陸場」の竣工式が12月5日、神之嶺地区の同施設内で開かれました。関係者70名が出席し、施設の完成を祝い救急ヘリの安全運航を祈願しました。
同施設は、平成19年3月30日、鹿児島県から急患搬送の要請を受けた陸上自衛隊のヘリが、天城岳連山の山頂付近に激突し隊員4人が犠牲になった事故を教訓に、同じ惨事を二度と繰り返さないようにと住民有志の団体「きばらんとぅ会」が、住民3,725名分の署名を集め町に施設整備を要望。町議会の採択を経て、町が建設工事を進めました。
式は安全祈願祭に続き、高岡秀規町長が「夜間の飛行が可能なヘリポートができたことによって、より安全で安心な福祉の町づくりにつながる」とあいさつ。きばらんとぅ会の田袋吉三会長は「医療施設が集中する亀津に近い場所を探し、自衛隊の調査でこの場所が最適と判断され着工にこぎつけた。地域の励ましのおかげ」と完成を喜びました。
同場外離着陸場は、平成25年1月着工。総事業費は6,809万円（県補助2,000万円）。