更新日：2013年7月24日

ウェブ会議で国際交流

大学生のユニークな回答に笑顔が広がる生徒たち

徳之島町立尾母小中学校で7月18日、タイのチュラローンコーン大学とウェブ会議システムで結んだ国際交流授業が開かれました。同校の中学生11人と同大学文学部日本語講座の2年生49人が、互いの地域の特徴や文化の違いなどについて学び親睦を深めました。
同授業は、町教育委員会と企画課が国際性豊かな人材育成を目的に主催し本年度で3年目で、実施校としては4校目。尾母中の生徒は自己紹介で、小学生時から習ってきた三線を演奏し「徳之島小唄」を披露、学生から「生で聞くのは初めて」などと大きな拍手が送られました。同大学がタイ王国で最も権威と歴史のある大学で、名前もチュラローンコーン大王（ラーマ5世）にちなんでいるという大学生の説明を、生徒たちは興味深く聞いていました。
質疑応答で、中学生側はタイの料理や観光スポット、有名人などについて英語で質問し、大学生はスライドを使って分かりやすく解説しました。大学生側からは、徳之島の気候や人口、祭りなどを聞かれ、「徳之島に一番安く行く方法」では、自分たちで調べた沖縄経由の経路を紹介しました。
生徒を代表し、3年生の柚木花音さんが「タイをとても身近に感じることができました。ぜひ訪れてみたい」とお礼を述べ、チュラ大のチョムナード教授は「交流授業を実施する毎に新たな発見があり、とても意義深い。これからも徳之島の皆さんと交流を深めて行きたい」と講評しました。