生産量回復を誓い気勢～サトウキビ生産振興大会～

生産量回復を誓い気勢を上げる参加者

「徳之島さとうきび生産振興大会・さとうきび感謝デー」が5月18日、徳之島町文化会館で開かれました。生産農家と関係者ら約600人が参加し、「徳之島の生命、サトウキビを守ろう」と気勢を上げました。
大会は、亀津浜踊り保存会による「稲の草刈り」と「別書」の息の合った歌と踊りで開幕。徳之島サトウキビ生産対策本部の大久保明伊仙町長が「この2年間は大変厳しい状況が続いたが、まだまだ技術は向上できる。今年の豊作を祈り、この大会を有意義に過ごしましょう」とあいさつしました。
今期製糖経過報告で南西糖業の中野繁社長は、平成24-25年期サトウキビ生産量が大型製糖工場への搬入が始まって以来、最低の12万トン台で終了したことを報告し「原因は外的要因によるものであり、面積拡大と単収向上、病害虫対策に取り組めば増産につながる」と呼びかけました。
優秀農家の表彰に続き、県農業開発総合センター大島支場病害虫研究室の山口卓郎室長と大島支庁徳之島事務所農業普及課の朝倉由美子さんの講演で、病害虫の防除方法や高単収を上げている生産農家の取り組みについて学びました。
参加者は伊仙町農家代表の源美勇司さんの発声で「サトウキビの増産で経済の活性化を図ろう」など5項目を唱和し、生産量回復を誓いました。
表彰者及び団体は下記の通りです。（敬称略）

〔鹿児島県糖業振興協会最優秀賞〕
県知事表彰：仲公男（天城町）
〔優秀農家〕
（天城町）中島豊光・北郷泰典・三浦為則
（徳之島町）加納軍治・永田博・篠原真人
（伊仙町）義岡隆嘉・上木利秀・荻田博一
〔南西糖業株式会社特別表彰〕
赤平きび増産組合（徳之島町）

あいさつをする大久保明伊仙町長