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読み方 | なーでんとーいせき |
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史跡区分 | 史跡 |
所在集落 | 徳之島町諸田 |
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この遺跡は標高116m、海岸から2.5kmの内陸部に位置します。周辺は南と北に井之川集落へと続く名田川(なーだんこ)と前川(めーご)が30mの比高差をおいて流れ、起伏の激しい丘陵地帯になっています。昭和56年に町田 進氏により発見され、ナーデントー遺跡と名付けられました。昭和63年、県文化課が発掘調査を行ない、次のようなことがわかりました。
1. | ナーデントー一帯は、およそ2,000年余(弥生前期)前の生活の住居跡であり、宇宿上層式と呼ばれる土器に「X」の文様を連ねる珍しい様式を持つ。 |
2. | この遺跡の特徴 |
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という特徴からこの遺跡で生活していた人たちは、植物質食糧への依存度が極めて高かったと考えられる。 | |
3. | この遺跡の調査によって、内陸部の遺跡と海岸部の遺跡の違いが確認されました。 |
ナーデントー遺跡は、大昔海岸部にいた人々が敵に追われ、この地に逃れて住んだ跡であるとの伝承を持ちます。昭和30年代の開拓事業で削平され、かなりの遺物が失われてしまいましたが、周辺の畑全体が遺跡であると考えられ、今後さらなる調査が必要です。現在でも極めて多数の土器や石器が畑を掘り返す度に発見されています。
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