更新日：2016年7月14日

先入観への挑戦～東母花地区掃除に学ぶ会～

中学生を手本に清掃作業（母間小学校）

母間小学校、東天城中学校、花徳小学校の3校で7月9日、徳之島掃除に学ぶ会主催の清掃作業が実施されました。児童生徒や保護者、地域の人が集まり、校内のトイレ清掃を教わりました。

徳之島掃除を学ぶ会が推進する掃除は素手でのトイレ清掃。ざらつきなどの汚れを指先の感覚で確認しながらすみずみまで磨き上げます。初参加の小学生たちは、素手での掃除に「手が汚れたり臭くなったら嫌だなあ」や「便のような汚れが見えるから嫌」と顔色を曇らせていました。経験のある卒業生がてきぱきと作業を進めると、小学生たちも恐る恐る掃除を開始。掃除を学ぶ会会員による指導をうけながら、時間を目いっぱい使い熱心に手を動かしていました。

掃除を終えた子どもたちは清々しい笑顔で「きれいになるのが分かって楽しかった」や「ひどい汚れは取るのが大変。汚さないようにトイレを使おうと思う」と話しました。今回の清掃で母校の小学校を清掃した中学生からは「やっと母校に恩返しができた」と感想を話しました。中学生が率先して手本を見せることで、小学生も先入観を捨てて清掃に取り組み、初めての体験を通して清掃の喜びや達成感を感じたようでした。